代表者メッセージ

日本の教育に足りないパーツを作る

教育現場と社会のギャップ

 現在の日本において、働くということが教育の現場で真剣に議題となることは少なく、教育(学ぶこと)と社会(働くこと)にギャップがあることは否めません。また、国を挙げてワークライフバランスを叫ぶ姿は、働くことと生きることに断絶があることを肯定しているかのようです。しかし、果たして、学ぶこと・働くこと・生きることは本当に別々に考えるべきことなのでしょうか?Globableは、この断絶した三者を教育の力で融合することで「明確なビジョンを持ちながら働き、人生にたくさんの彩りが生まれる社会」の実現を目指しています。

社会変化に対応した教育

 2012年の創業以来、日本の教育の進化に繋がることに挑戦を重ねてきました。社会変化によって新たに要請される能力やスキルの育成を考えるとき、従来の教育システムやコンテンツだけでは実現が不可能なところは、新しくパーツを作らなければなりません。私たちは、理念実現のために、創業以来ずっと日本の教育に足りないパーツを作っています。

なぜ、教育なのか?

 「働くということを前向きに楽しめる社会」の実現へのアプローチは、教育以外でも可能です。しかし、私たちは教育こそ社会の発展と変革の王道だと信じています。社会を動かすのは人です。人を育てることは、社会を育てることに繋がります。ですから、社会と同じだけの歴史を教育は持ちます。人類が最初に生み出した職業は、狩人、漁師、農家や職人ではなく、教育者だったかもしれません。この意味では、農林水産業を1次産業というのであれば、教育は0次産業です。社会を創るのが人であり、人を育てるのが教育であるなら、遠回りに見えても、教育を通して社会に貢献していきたいと願っています。

これからの教育に求められていること

 教育者の仕事には、教える内容に関することと、教え方に関することの2つがあります。教える内容に対する豊富な知識と深い洞察を有し、伝える内容を吟味することも教育者の仕事ですが、それと同じくらいに「どのように伝えるか」を設計することが不可欠です。コンピュータが普及し、人工知能が登場した現代において、教育者の役割が知識の記録と再生、そして伝達だけにとどまるのならば、いずれ優秀な道具は我々を凌駕するでしょう。しかし、教育者の本来の役割は、学ぶ意義に気付かせ、前向きに取り組む姿勢を涵養して鼓舞することです。

なぜ、Bespoke(=対話重視のオーダーメイド手法)なのか?

 企業の研修でも大学のプログラムでも「学習者に何を伝えるか」とともに、その内容を学習者に「どのように伝えるか」というところを大切にしています。内容をどのように伝えれば学習者を鼓舞できるのかを真剣に考えて、教育コンテンツを開発・提供してきました。その際、「伝えたいこと」はお客様と一緒に考えて明確化し、伝える効果を最大化させることに専念します。多様な「伝えたいこと」に対応した教育コンテンツをBespoleで提供していきます。

研修・プログラムの提供は手段でしかない

 しかし、研修を提供することは手段です。再び日本が世界に誇れる国となり、世界に誇れる国であり続けるために、皆が前向きに働く生産的な社会が理想です。そして、そうした社会を実現するためには、学習者が未来に希望を持てる教育が必要です。成長しようとする人と組織、変化を望む人と組織のすべてがお客様です。これからもGlobableは、より良い社会の実現に繋がることであれば、難易度や前例の有無に囚われず、果敢に挑戦し続けていきます。